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2016年3月21日、日本で最初に開催された船橋オートレース場が、65年の歴史に幕を閉じた。
最終日は約1万3千人のファンが来場し、オートレース発祥の地である船橋オートレース場の廃止を惜しんだ。
森田健作千葉県知事がにこやかにして涼やかに挨拶を始めると、船橋オートのファンらから「帰れ」の怒号が飛んだ。
船橋市の松戸徹市長に対しても、ファンらから「帰れ」「廃止を撤回しろ」などと大ブーイングが浴びせられた。
最終レースで優勝した、選手会船橋支部長の永井大介(39)選手は、存続を訴える運動の先頭に立ち、存続を願う署名を13万人分集めた。
永井大介(39)選手は、表彰式では目を潤ませながら、「最後に優勝できて本当に幸せ者。みんな家族みたいに温かい場所だったので、家に帰って来られなくなるみたいで本当に残念。ずっとここにいたい」「力及ばず今日という日を迎えてしまい、ファンの皆さまにお詫びします」と涙ぐんだ。
引退しない所属選手は、他のレース場に移籍する。
全国で6カ所残っていたオートレース場は、これで5カ所に減った。船橋の選手は、他のレース場に移籍するという。(伊勢剛)
〇全国オートレース場一覧
川口オートレース場(埼玉県川口市)
浜松オートレース場(静岡県浜松市中区)
山陽オートレース場(山口県山陽小野田市)
飯塚オートレース場(福岡県飯塚市)
〇既に閉鎖されたオートレース場
大井オートレース場(東京都)
柳井オートレース場(山口県)
甲子園オートレース場(兵庫県)
園田オートレース場(兵庫県)
長居オートレース場(大阪府)
船橋オートレース場(千葉県船橋市)
北海道、東北地方、北陸地方、四国地方、沖縄にはオートレース場は存在していない。
オートレース場は、競馬場や競輪場で併設される形で始まった。
だがオートレース場は馬場の走路を硬くして競馬への悪影響が問題視されたり、騒音問題の影響などによって廃止に追い込まれた。
日本で最初に開催された船橋オートレース場は、船橋競馬場の馬場の内周にオートレース専用のダートコースを併設して開催していた。